2014年05月11日

拒食症完治に向けて⑦ ~2人だけの時間

こんばんは♪
幸い人です。





娘の本当のココロに寄り添い
拒食症克服に至る過程で感じた
戸惑い、不安、葛藤などを綴ります。


*:..:○☆*:..:○☆*:..:○☆



「娘との2人だけの時間」





乗り気ではないものの
私がカウンセリングを受けると決め、
何の根拠もないのに
呼び出された学校で養護の先生に
「私はこのカウンセリングにかけているんです!」
と言い切るという
思いと言動がちぐはぐなあの頃の私でした。


とにかく、自分でもよくわからないのだけど
そんなふうに内向きにも外向きにも
腹をくくったからなのか、
カウンセリングを受け始めて
娘との関わりかたを変えたからなのか、
娘の表情やしぐさが
徐々に和らいで、穏やかになり始めたのを
感じていました。



それでも
まだ全面的にこのやり方だ!という
確信をもてたわけではなかったので
すぐに心療内科への通院をやめることは
できませんでした。

病院には、週末に
掛川から静岡まで、新幹線で通っていました。
普段なら鈍行を使うところ、
娘の体力的な負担を少しでも減らそうと
たった一駅でも新幹線を使っていました。


診察は
食べられるようになったものの話とか
薬の効果のチェックとか
血液検査や体重測定とか、通り一遍な上に、
私は数々のお小言をいただいたり、
「お菓子(チョコ)を食べた」という娘に
「お菓子じゃね、栄養がないから」と
否定されたりで(なんて余計なことを!)、
ハッキリ言って
通院してよかったということはほとんど
感じられなかったのですが、
医療が最後の砦である という私の中の常識が
いつまでもそれにしがみつかせていたのかもしれません。


そんな通院でも
娘も私もイヤでイヤで仕方がなかったかというと、
実は案外そうではなかったんです。


よくよく考えてみたら、
長女と2人きりで過ごす時間は
これまでほとんどもったことがなかったのです。

長女は1歳のときから保育園に預けれられ、
働きに出ている私との接点は朝晩のほんのわずかな時間だけ。
妹が生まれてからは、
長女は旦那、次女は私、
という分担が暗黙の了解のうちにできていました。
そんなつもりはなかったけれど
毎日がとにかく慌しすぎて
十分に愛情をかけてゆったりと子どもに接する時間なんて
無かったように思います。
ましてや、長女と2人きりという時間なんて... でした。



娘が拒食症になって
私がきちんと長女に寄り添うようになり、
通院では誰にも邪魔されない2人きりの時間があり
一緒にいるだけでお互いに心安らぐ時間をもてたことが
よかったのかもしれないと
少ししてから感じたのでした。


病院が終わると必ず
娘も私も大好きな雑貨屋さんに立ち寄って
好きなものを手にとったり
自分用にと買い物をしたり
2人だけの時間をたっぷり過ごすことが楽しみになっていました。


まだ体は痩せ細り
12月という暮れの寒い街並みの中でも
娘が私といる時間を
嬉しそうに 幸せそうに 楽しみ
ココロがほっとあたたまる感覚を味わうことができたこと、
これも拒食症を手放すための鍵だったのかもしれないと
あとから気づきました。


そのときはただ、
娘との2人きりの時間に
そして
娘が私にだけ見せてくれる笑顔に
ただただ感謝し
喜びを感じていた私でした。






最後までお読みくださいまして本当にありがとうございますクローバー


****************

【拒食症完治に向けて】シリーズ
幸い人から拒食症克服に向けて応援メッセージをこめて。
よろしかったらお読みくださいね。

序章   不安・迷い
①    母親がカウンセリングを受ける!?
②    母親の本気の覚悟
③     子どもとの関わりかたを変える
④    親のエゴにもとづく子育て
⑤    ありのままを認める
⑥    使う言葉を変えるだけで
⑦    2人だけの時間
⑧    心が満たされてくると
⑨    ゴールをイメージして
⑩    拒食症を手放すとき
⑪    子は親を映し出す鏡
⑫    治る!と確信した出来事
⑬    引き寄せるチカラ
⑭    世代間連鎖
⑮    拒食症から学ぶことがあるとしたら
⑯    世代間連鎖のしくみ
⑰    今が未来をつくる
最終章 拒食症は治る!を常識に

****************



*:..:○☆*:..:○☆*:..:○☆



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Posted by ふかい ようこ at 01:08│Comments(0)拒食症克服
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プロフィール
ふかい ようこ
ふかい ようこ
はじめまして!深井と申します。

私のブログに興味をお持ちくださいましてありがとうございます。

生まれも育ちも掛川市。
学生時代4年間だけ一人暮らしを経験しましたが、それもまた静岡市。
根っからの静岡県民、こてこて遠州弁女です。
そして、地元Loveです。


今私は、言葉のチカラとそれを受け取る脳のしくみを学んでいます。
これを知ってから、私の生き方そのものがどんどんプラスの変化を遂げています。
今、とても楽しくて幸せです!

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拒食症完治に向けて⑦ ~2人だけの時間
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