2014年05月22日
拒食症完治に向けて⑯ ～世代間連鎖のしくみ
こんばんは♪
幸い人です。
娘の本当のココロに寄り添い
拒食症克服に至る過程で感じた
戸惑い、不安、葛藤などを綴ります。
*:..:○☆*:..:○☆*:..:○☆
「世代間連鎖は
こうして受け継がれていく」
前々回の記事（世代間連鎖）に書かせていただいたように
私たちは良くも悪くも
前の世代の生き方や思考の癖をなぞって生きています。
生まれてからこれまでに
知らず知らずのうちに身につけた方法で
人と接したり
子育てをしたり
物事を解釈したり
自己評価をしたり
と、いろいろなことをしています。
それは無意識にしていることなので
そのことを考えることなく
一生を終えるかもしれません。
私は穏やかで、でも神経質で
何ごとにも用意周到な両親のもとで育ちました。
子どもに不自由や失敗はさせまいと
～したら？
～したほうがいいよ
と大抵のことは先読みして
伏線をはってくれるやさしい両親です。
両親がなんでもしてくれるので
親の言うことなのだから間違いないと
安心して、私は言われたとおりにしてきました。
その結果
これといった失敗や挫折の経験もなく
心底困った...という経験はありません。
そういう生き方を
窮屈に感じることはなかったのですが、
自分で決める
自分で選ぶ
という機会が私にはほとんどなかったかもしれません。
それでも
親の言うとおりにしていれば
大きく踏み外す心配もないし、
何より親に喜んでももらえる。
そうしていれば私は愛される、と
無意識に思っていたのかもしれません。
私は生育の過程で
そういう子育てのカタチを
親から教わり
無意識に自分にインストールしていたのです。
ですから
私の描く子どもへの愛情には
子どもに不安を感じさせない
という大前提があり、
そのために
親が先回りして困らないような
準備をしてあげることが
子どもを大切にすることだという
思い込みがあったのです。
危ないことや
自分がしたことのない冒険はさせられない。
～しちゃダメよ
～になったらどうするの？
～は無理よ、やめておきなさい
というような子どもの好奇心をさえぎる
言葉もたくさん使ってきました。
そして、
こうすれば私の経験上うまくいく
と思うことを子どもにさせていました。
おおらかに子育てしたい！と思っていたはずなのに
理想とは裏腹に、いつもピリピリと神経質でした。
加えて
仕事と家事と子育てと３足わらじを
完璧にやりこなさなければならない
という大きなプレッシャーを自ら課していました。
私の思いどおりにならない
まだ幼い子どもたちを
厳しく叱ったり
無理強いをさせたりと
子どものココロを傷つけるような接し方を
繰り返していました。
一方で
私は子育てだって失敗しない
なんだって期待どおりうまくやれる
そう姿を両親に見せて安心させたくて、
実際の子どもとの関わりよりも
人からどう見えるか？を意識してばかりでした。
中身はとてもお粗末な
子育てをしていたんです。
でも、手抜きをしたつもりはありません。
これが最高の愛情のカタチだと信じきっていたので
それを一生懸命全うしようとがんばっていたのです。
ところが
その方法が娘の拒食症という結果をもたらしたのです。
カウンセリングで
世代間連鎖という言葉に出会い
一旦は、そのスケールの大きさに
私にはどうすることもできないと
虚無感を感じたことを思い出します。
たしかに
世代間連鎖って、
子育てに関わらず
いろいろなところにつながって絡み合って
その人その人の癖として
前の世代から次の世代へと
無意識に伝播していくものです。
無意識レベルのことだから
敢えて意識しなければ
この流れは何の疑いもなく
次の世代へと受け継がれていくことでしょう。
最後までお読みくださいまして本当にありがとうございます
****************
【拒食症完治に向けて】シリーズ
幸い人から拒食症克服に向けて応援メッセージをこめて。
よろしかったらお読みくださいね。
序章 不安・迷い
① 母親がカウンセリングを受ける！？
② 母親の本気の覚悟
③ 子どもとの関わりかたを変える
④ 親のエゴにもとづく子育て
⑤ ありのままを認める
⑥ 使う言葉を変えるだけで
⑦ ２人だけの時間
⑧ 心が満たされてくると
⑨ ゴールをイメージして
⑩ 拒食症を手放すとき
⑪ 子は親を映し出す鏡
⑫ 治る！と確信した出来事
⑬ 引き寄せるチカラ
⑭ 世代間連鎖
⑮ 拒食症から学ぶことがあるとしたら
⑯ 世代間連鎖のしくみ
⑰ 今が未来をつくる
最終章 拒食症は治る！を常識に
****************
*:..:○☆*:..:○☆*:..:○☆
ご感想やコメントをお寄せいただけますと幸いです。
どうぞお気軽に！ お待ちしています。
メールでもＯＫです。
saiwaibito5★gmail.com
（★を@に変更してお送りくださいませ）
幸い人です。
娘の本当のココロに寄り添い
拒食症克服に至る過程で感じた
戸惑い、不安、葛藤などを綴ります。
*:..:○☆*:..:○☆*:..:○☆
「世代間連鎖は
こうして受け継がれていく」
前々回の記事（世代間連鎖）に書かせていただいたように
私たちは良くも悪くも
前の世代の生き方や思考の癖をなぞって生きています。
生まれてからこれまでに
知らず知らずのうちに身につけた方法で
人と接したり
子育てをしたり
物事を解釈したり
自己評価をしたり
と、いろいろなことをしています。
それは無意識にしていることなので
そのことを考えることなく
一生を終えるかもしれません。
私は穏やかで、でも神経質で
何ごとにも用意周到な両親のもとで育ちました。
子どもに不自由や失敗はさせまいと
～したら？
～したほうがいいよ
と大抵のことは先読みして
伏線をはってくれるやさしい両親です。
両親がなんでもしてくれるので
親の言うことなのだから間違いないと
安心して、私は言われたとおりにしてきました。
その結果
これといった失敗や挫折の経験もなく
心底困った...という経験はありません。
そういう生き方を
窮屈に感じることはなかったのですが、
自分で決める
自分で選ぶ
という機会が私にはほとんどなかったかもしれません。
それでも
親の言うとおりにしていれば
大きく踏み外す心配もないし、
何より親に喜んでももらえる。
そうしていれば私は愛される、と
無意識に思っていたのかもしれません。
私は生育の過程で
そういう子育てのカタチを
親から教わり
無意識に自分にインストールしていたのです。
ですから
私の描く子どもへの愛情には
子どもに不安を感じさせない
という大前提があり、
そのために
親が先回りして困らないような
準備をしてあげることが
子どもを大切にすることだという
思い込みがあったのです。
危ないことや
自分がしたことのない冒険はさせられない。
～しちゃダメよ
～になったらどうするの？
～は無理よ、やめておきなさい
というような子どもの好奇心をさえぎる
言葉もたくさん使ってきました。
そして、
こうすれば私の経験上うまくいく
と思うことを子どもにさせていました。
おおらかに子育てしたい！と思っていたはずなのに
理想とは裏腹に、いつもピリピリと神経質でした。
加えて
仕事と家事と子育てと３足わらじを
完璧にやりこなさなければならない
という大きなプレッシャーを自ら課していました。
私の思いどおりにならない
まだ幼い子どもたちを
厳しく叱ったり
無理強いをさせたりと
子どものココロを傷つけるような接し方を
繰り返していました。
一方で
私は子育てだって失敗しない
なんだって期待どおりうまくやれる
そう姿を両親に見せて安心させたくて、
実際の子どもとの関わりよりも
人からどう見えるか？を意識してばかりでした。
中身はとてもお粗末な
子育てをしていたんです。
でも、手抜きをしたつもりはありません。
これが最高の愛情のカタチだと信じきっていたので
それを一生懸命全うしようとがんばっていたのです。
ところが
その方法が娘の拒食症という結果をもたらしたのです。
カウンセリングで
世代間連鎖という言葉に出会い
一旦は、そのスケールの大きさに
私にはどうすることもできないと
虚無感を感じたことを思い出します。
たしかに
世代間連鎖って、
子育てに関わらず
いろいろなところにつながって絡み合って
その人その人の癖として
前の世代から次の世代へと
無意識に伝播していくものです。
無意識レベルのことだから
敢えて意識しなければ
この流れは何の疑いもなく
次の世代へと受け継がれていくことでしょう。
最後までお読みくださいまして本当にありがとうございます
****************
【拒食症完治に向けて】シリーズ
幸い人から拒食症克服に向けて応援メッセージをこめて。
よろしかったらお読みくださいね。
序章 不安・迷い
① 母親がカウンセリングを受ける！？
② 母親の本気の覚悟
③ 子どもとの関わりかたを変える
④ 親のエゴにもとづく子育て
⑤ ありのままを認める
⑥ 使う言葉を変えるだけで
⑦ ２人だけの時間
⑧ 心が満たされてくると
⑨ ゴールをイメージして
⑩ 拒食症を手放すとき
⑪ 子は親を映し出す鏡
⑫ 治る！と確信した出来事
⑬ 引き寄せるチカラ
⑭ 世代間連鎖
⑮ 拒食症から学ぶことがあるとしたら
⑯ 世代間連鎖のしくみ
⑰ 今が未来をつくる
最終章 拒食症は治る！を常識に
****************
*:..:○☆*:..:○☆*:..:○☆
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Posted by ふかい ようこ at 23:40│Comments(0)
│拒食症克服
